英語の会話を聞いていると、“I was like …” という表現を耳にすることが多いのではないでしょうか。
直訳すると「私は〜のようだった」ですが、実際には「私は〜と言った/思った」という意味で使われるカジュアルな口語表現です。特に感情や驚きを伝えるときに便利で、ネイティブの日常会話では頻繁に登場します。
この記事では「I was like」の意味や使い方、そして似た表現との違いを具体例を交えてわかりやすく解説します。
「I was like」の意味
“I was like” は直訳すると「私は〜のようだった」ですが、会話では「〜と言った」「〜と思った」という意味で使われるカジュアルな表現です。
特に 驚きや感情を伝えるとき に便利で、ネイティブの日常会話では非常によく登場します。
I was like, “What should I do now?” → 「私、『どうしよう…』って思った」
例文
“I was like” は特に 3つの場面 でよく使われます。
- 感情 … うれしい、楽しい、悲しいなど気持ちを表すとき
- 驚き … 予想外の出来事に反応するとき
- 戸惑い … 困ったり、どうしていいかわからないとき
それぞれの状況を例文で見てみましょう。

感情(Emotion)
When my best friend hugged me after a long time, I was like, “I’m so happy to see you again!”
→ 「親友が久しぶりにハグしてくれたとき、私は『また会えて本当にうれしい!』って思った」
驚き(Surprise)
When I checked the bill at the restaurant, I was like, “No way, it’s so cheap!”
→ 「レストランで会計を見たとき、私は『うそでしょ、こんなに安いの!?』って驚いた」
戸惑い(Confusion)
When the teacher suddenly asked me a difficult question, I was like, “Uh… what should I say?”
→ 「先生に突然難しい質問をされたとき、私は『えっと…何て答えればいいんだろう?』って戸惑った」
「said」との違い
“I was like” と “said” はどちらも「〜と言った」という意味で使えますが、ニュアンスに違いがあります。
- said → 発言の事実をそのまま伝える表現
- I was like → 発言に込められた 感情や雰囲気 を強調して伝える表現
つまり “said” はシンプルで事務的、 “I was like” はストーリーを臨場感たっぷりに語るときに向いています。
👉 “I was like” を使うと、会話の雰囲気や感情まで伝えることができます。
類似表現・言い換え
“I was like” と同様に、口語で発言や反応を再現するときに使われる表現です。いずれもカジュアルなので、フォーマル場面では避けましょう。
I went (口語・やや古めに聞こえることも)
- I went, “Are you serious?”
→ 「私は『マジで?』って言った」
ポイント:アメリカ英語の口語。地域や世代によっては少し古めに聞こえることがある。文章よりも会話で使用。
I’m like (現在形で臨場感)
- I’m like, “What?!”
→ 「私『えっ!?』って感じ」
ポイント:現在形を使ってその場面を生き生きと再現する効果。日常会話で非常に自然。
He’s all / She’s all (とてもカジュアル・若者寄り)
- She’s all, “Let’s go shopping.”
→ 「彼女、『買い物行こうよ』って感じ」
ポイント:アメリカ西海岸(特にカリフォルニア)で広まった若者表現。全国的に理解されるがかなり砕けた響き。
He goes / She goes (会話の再現・書き言葉では稀)
- He goes, “I don’t care.”
→ 「彼は『気にしない』って言った」
ポイント:口語のストーリーテリングで使用。書き言葉ではほぼ使わない。現在形 “goes” のほか、文脈によって “went” もある。
実際の会話で「I was like」がどのように発音されているか確認してみましょう。

他の時制も使える
“I was like” は過去の出来事を語るときに使いますが、実は他の時制にも応用できます。
現在なら I’m like を使って「今こう思っている」というニュアンスを表現でき、未来なら I’ll be like を使って「そのとき私はこう言うだろう」という予想を伝えられます。
クイズ
ここまでで “I was like” の使い方はだいたいわかりましたよね。
それじゃあ最後に、ちょっとしたクイズで実際にどんな場面で使えるかを確認してみましょう。感情・驚き・戸惑いの3つのシチュエーションから出題します!
まとめ
“I was like” はネイティブの日常会話で頻繁に使われるカジュアルな表現で、感情や驚き、戸惑いをリアルに伝えるのに便利です。単なる said よりも、話の臨場感やニュアンスを強調できるのが大きな特徴です。
一方で、ビジネスや公式の場面では不適切なので、そうした場合は said を使うのが安全です。
また、I went、I’m like、She’s all などの類似表現を知っておくと、会話の幅がさらに広がります。
英語学習者にとって “I was like” を理解し、場面に応じて使い分けられるようになることは、自然で生き生きとした英語表現に近づく大きな一歩になります。
日常会話で感情を表現したい時にぜひ使ってみてください!
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